想像力こそが、すべてを変える。
今朝の雪に、思わず慌てた方もいらっしゃるかもしれません。
さて、そんな時期に最近出会った一冊の本が、面白かったので、ここで紹介させて下さい。
貴志祐介の「新世界より」
この本を図書館で借りてきて、読みました。この物語には「図書館」が登場し、そこで「知識こそ力」という言葉が語られます。素晴らしい技術を維持するためには、それを支える確かな知識が不可欠であると、改めて強く認識させられました。
弊社の技術部の方々が、日々の業務と並行して資格取得や更新に励んでおられる姿は、まさにそれを体現しています。何歳になっても驕らず学び続けるその姿勢は、本当に素敵であり、尊敬に値するものです。
また、この物語で一番印象に残った言葉は、「想像力こそが、すべてを変える。」という本質的な一言です。この物語すべてを通して、思うことでもあり、また日常においても、その通りだなと思わされました。
危険を想像して、危機管理に努めながら行動すること。
今の作業が、この先のどんな事に、つながるのか想像すること。
どんな気持ちで、そんな言動をとったのか、相手の立場になり想像すること。仕事にも日常生活にも、どんなことにもあてはまるなと、感心しました。
「家路」
この物語で、繰り返しでてくるのが、「家路」の歌詞です。
ドヴォルザークの「新世界より」第2楽章のメロディに、堀内敬三が日本語の歌詞をつけたもので、文面を見てもピンと来ないかもしれませんが、「遠き山に 日は落ちて~♪」と誰もが聞いたことがあると思います。実際に曲を聞きたい方はこちら。
歌詞の中で「まどいせん」とあるのですが、全然意味が分からず、調べると、【円居(まどい)】つまり、「みんなで集まって、楽しく語らい過ごしましょう」ということだそうです。せっかくなので、歌詞の全体の意味を載せておきます。
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遠き山に日が沈んで、星が空いっぱいに輝いている
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日が短くなり寒さも増すこの時期、「家に帰るまでが仕事」と心に留め、仕事中だけでなく、家路もご安全に。
図書館のすごいサービス
最後に、読書に関連して、便利なサービスをご紹介します。読みたい本を効率よく探せる【カーリル】です。
通常、各自治体の図書館サイトで個別に在庫を調べる手間がありますが、【カーリル】を使えば、全国7,400館以上の図書館の在庫状況を一括で検索可能です。どの市のどの分館にあるかが一度でわかり、非常に便利です。読書のお供に、ぜひ一度お試しください。


























































































